製紙業の支援事例になります。
年商12億円の製紙業でした。
負債額は、年商より多い19億円。
当社からの支援を経て、9億円まで負債を減少することができました。
支援事例の概要
ある製紙業の企業様では、地域の再開発計画により工場を行政に収用されることが決まりました。将来を見据え、近隣に適地を確保できたことから、先行して最新鋭の生産設備を備えた新工場を建設しました。しかし、その時期はちょうどバブル経済の絶頂期。建設費は当初の見積もりを大きく上回り、資金負担は想定をはるかに超えるものとなってしまいました。
追い打ちをかけたのは、旧工場の収用価格です。バブル崩壊後、市から提示された価格は見込み額を大幅に下回り、期待していた資金回収は実現できませんでした。その結果、企業には多額の負債が残り、大きな重荷となったのです。
営業面では一定の利益を確保していたものの、金融機関からは新規融資を断られ、必要な設備更新や次の成長投資が全くできない「身動きが取れない状態」に陥っていました。
そこで当社ジーケーパートナーズが独自の再生スキームをご提案・実行。結果として、借入総額は無理なく返済可能な水準にまで大幅に圧縮され、企業様は再び健全な財務体質を取り戻すことができました。
社長のお話
「建設当時は最新鋭だった設備も、気づけば老朽化が進み、更新は待ったなしの状態でした。このままでは生産効率も競争力も低下してしまう。そうは分かっていても、借入の重荷で新しい資金調達の道は閉ざされ、まさに八方ふさがりでした。」
そう振り返る社長様に転機をもたらしたのは、長年寄り添ってきた顧問税理士からの一言でした。
『最後の砦として、ジーケーパートナーズに相談してみてはどうですか?』
最初は半信半疑。「そんな魔法のような方法があるわけがない」と疑いつつも、何も手を打たなければ会社の未来は閉ざされる。藁にもすがる思いで相談したところ、提示されたスキームは目から鱗の内容だったといいます。
「実際に実行してみると、苦しかった借入が整理され、長年の重荷がスッと肩から降りた感覚でした。20年ぶりに会社が健康体に戻った。あの時の決断がなければ、今の成長はなかったでしょう。本当に救われました。」